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骨盤前傾だと、なぜ腹圧が入らず「下腹ぽっこり」になるのか?
こんにちは!福山市引野町の「パーソナルジムBoff(ボフ)」です。
Boffは 肩こり・腰痛・頭痛・猫背・反り腰などの不調を“呼吸と姿勢”から根本改善するパーソナルジム です。
その場しのぎのマッサージではなく、
呼吸 × 姿勢 × 骨格ポジション を整え、体が軽く動ける状態に導きます。
産後ケアや小顔効果・お腹まわりの引き締めなど、女性特有のお悩みにも対応しています。
「そこまで太っていないのに下腹だけ出る」
「お腹に力を入れようとしても、うまく入らない」
こうした悩みを持つ方、とても多いです。
実はこれ、骨盤前傾と腹圧の入りにくさが深く関係しています。
① 骨盤前傾ってどんな状態?
骨盤前傾とは、骨盤が前に倒れた状態のこと。
見た目では、
- 反り腰
- お腹が前に突き出る
- お尻が後ろに突き出る
といった姿勢になりやすいのが特徴です。
一見「姿勢が良さそう」に見えることもありますが、
実際は体のバランスが崩れています。
② 腹圧とは?簡単に言うと
腹圧とは、
お腹の中(腹腔)を内側から支える圧力のこと。
イメージとしては
「風船をお腹の中に入れて、均等にふくらませている状態」。
この腹圧があることで、
- 内臓が正しい位置に保たれる
- 腰や骨盤が安定する
- 動いたときに体がブレにくい
といった働きがあります。
③ 骨盤前傾だと、なぜ腹圧が入らないの?
骨盤が前に倒れると、体の中ではこんなことが起きます。
- 肋骨が前に開く
- お腹の前側が常に引き伸ばされる
- 下腹が「ゆるんだ状態」で固定される
つまり、
腹圧をかけようとしても、圧が逃げてしまう形になるのです。
結果として、
- お腹に力を入れているつもりでも
- 実際は腰や太ももに力が入る
- 下腹はぽっこりしたまま
という状態が続きます。
④ 「筋トレしてるのに下腹が凹まない」理由
ここでよくある誤解があります。
下腹ぽっこり = 腹筋が弱い
これは半分だけ正解で、半分は間違い。
骨盤前傾のまま腹筋運動をすると、
- 腹筋より先に腰が反る
- 表面の筋肉だけが頑張る
- 内側の支える力(腹圧)が育たない
つまり、
土台が崩れたまま家を補強しているような状態なんです。
⑤ 下腹ぽっこりは「脂肪」より「使えていない」
骨盤前傾タイプの方は、
- 下腹が使われず
- 内臓が前に押し出され
- 常にお腹がゆるんだ形で固定
されやすくなります。
だから
「痩せたのに下腹だけ残る」
「体重は変わらないのにお腹が目立つ」
ということが起こります。
⑥ じゃあ、何から整えるべき?
大切なのは順番です。
- 骨盤と肋骨の位置を整える
- 呼吸で腹圧が入る感覚を取り戻す
- その上で筋トレを行う
この順番を飛ばすと、
頑張っても下腹は変わりにくいままです。
⑦ まとめ
- 骨盤前傾だと腹圧が逃げる
- 腹圧が入らないと下腹は支えられない
- 下腹ぽっこりは「怠け」ではなく「使えない状態」
- まずは姿勢と呼吸から整えることが近道
下腹を凹ませるために必要なのは、
もっと頑張ることではなく
正しく使える体に戻すこと。
もし
「お腹に力を入れる感覚がわからない」
「何をしても下腹が変わらない」
と感じているなら、
それは体がサボっているのではなく、
使い方を知らないだけかもしれません。
体は、整え方を変えるだけでちゃんと応えてくれます。
